http://www3.nhk.or.jp/news/k10015740671000.html
日本人のルーツは、どこにあるでしょうか。日本人の起源を探るシンポジウムが開かれ、南はオーストラリア、北はシベリア地方など、さまざまな地域にたどることができるという研究成果が発表されました。そのシンポジウム、立ち見が出るほどの盛況でした。
「日本の歴史はですね、」東京新宿で開かれた、日本人の起源を探るシンポジウム、200人の定員に、およそ400人が集め方でした。「こんなにたくさんの人が来られるということですね、全く予想しておりませんでしたので、感激しております」、。「つい最近、新しい発見テーマ、日本の最古の測定され、人骨が発見されて注目して見ています」。
その人骨、沖縄県石垣で見つかりました。分析の結果、およそ2万年前の旧跡時代のもので、国内最古の骨と見られています。こうした新たな発見で、日本人のルーツに注目が集まっているのです。
シンポジウムでは、各地で発掘された頭蓋骨の形を分析した研究成果が発表されました。
「縄文時代とそれに一番近いのがどれかな、オーストラリアのキーローっていうのは、すごく近い関係にある」。骨の形が似ていることから、縄文時代の一部の日本人の起源はオーストラリアにたどることができると報告しました。
一方、北海道や東北地方で見つかった人骨のDNAの研究では、「北海道の先住民は本土の日本周辺集団ではなく、むしろユーロシア大陸やシベリア沿海州などで、ですけれども、先住民集団の一部として、独自の成立、歴史を持っている、ではないかと」。
関東より北の地方にいた日本人の起源は、大陸の北東部にたどることもできると示しました。
「そんなに渡来した人がいたというのも知りませんでしたし、びっくりしました」。「最新のことがあまり本になかったですので、そういうふうに、最先端のことを生で今日聞けて、来てよかったなって」。「研究発表会で話を聞いたこと、役に立てていたなぁと」。